こんな症状にオススメ

骨折

正常な骨に強い外力が加わったときに起こる外傷性骨折、長期間同じ部位に弱い力が加わることで起こる疲労骨折、骨自体に疾患があって起こる病的骨折などがある。治りが遅く骨が正常に癒合しないと、骨折部が異常な可動性を持った"偽関節"になることがある。

症状

骨とその周辺に強い痛みが生じます。骨が曲がるなど外見から折れていることが確認できる場合と、痛めた骨周辺を押して痛むときは"ひび"が入っています。
骨折すると骨周辺の軟部組織(筋肉や腱など)も傷つくことが多く、内出血の症状もあらわれます。出血量が多いと、数日後に広い範囲にアザができます。また、折れた骨によって太い血管が傷ついていることもあるので、骨折直後に急激に腫れたり、めまいや冷や汗など出血に伴う症状があらわれることもあります。

原因

強い圧力や衝撃により、瞬発的に骨が折れます。また、長期間にわたって同じ箇所にストレス(疲労)がかかって折れることもあります。

治療

骨折治療の基本は、折れた骨をもとの位置に戻し(整復)固定することです。きちんと固定して無理な力をかけないようにすると、ほとんどの場合は後遺症を残さず完治できます。

ギプスで固定して包帯を巻いて骨がつながるのを待つ保存療法と、外科手術を行なう場合があります。
骨折の手術では、インプラントと呼ばれる金属製のプレートやネジなどを使って骨折部を固定する"骨接合術"が行われます。接合術では、まず骨をもとの形や長さに戻すために、折れた骨を正確に整復させます。さらに骨折部を特別な器具を使って整復し、インプラントで骨を固定します。

リハビリのポイント

固定中は筋肉の運動量が極端に減るため、固定を外す頃(部位によって異なり、3週間~12週間程度)には筋肉の重量が減り、筋肉委縮がおきています。また、関節を固定していた場合は固まって動きづらくなっているので、筋肉を増やしその機能を回復させ、関節の動きをよくするリハビリを早い段階から行う必要があります。リハビリが遅れると筋肉の萎縮や関節の拘縮が残り、機能が十分に回復しないままになってしまうことがあるので、積極的にリハビリを行いましょう。特に、高齢者の場合は早期からのリハビリが重要です。

また、骨折した部位の周辺は、炎症による腫れと固定して動かせないためにむくみやすいのですが、手や足の指を動かすだけでも腕全体、脚全体の血行がよくなりむくみの改善につながります。固定期間中もベッドの上で行える運動はいろいろあるので、取り入れるといいでしょう。