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こんな症状にオススメ

足底筋膜炎

かかとの骨に付着する筋膜の炎症。土ふまずを通る足底筋はジャンプやダッシュなどの運動時に衝撃を吸収する役割をしているが、過度の衝撃が頻繁にかかると足底筋膜炎を引き起こす。

症状

日常のちょっとした動作で痛みを感じます。例えば、起床後の一歩目で足の裏や踵に強い痛みを感じる場合も多いです。そんな症状が徐々に頻発するようになり、打撲のような症状として自覚される方もいます。
休養後の初動で痛みを感じるほか、運動後に痛みが生じる場合もあります。正しく治療しないと痛みが慢性化し歩き方にも影響するため、膝、股関節、腰部などの痛みを誘発します。

原因

足の裏側にある足底筋腱は、踵から足の各趾(踵以外の足の骨)にかかる線維性の腱で、各趾をつなぐバンドのような役割をしています。その部分を酷使して炎症が生じると、痛みを感じるようになります。

体重が重い、歩く機会が多いなどで足へ負担がかかると発症しやすいです。また、女性患者の方が多く、扁平足やハイアーチ(足の甲が高い)の人も発症しやすいです。

治療

患部を安静にさせ、痛みがでたら20分程度のアイシングを1日に3~4回行うと良いでしょう。また、消炎鎮痛薬の服薬で痛みをおさえながら、リハビリを行なうことも有効です。

リハビリのポイント

患部を安静にさせ、鎮痛剤を服薬するなどして痛みを軽減してからリハビリを行なうことがポイントです。
痛みを抑えるために、アキレス腱と足底筋膜をストレッチするといいでしょう。

オススメのアキレス腱ストレッチは、

  1. 1)壁に手をついて、身体を前に倒す。アキレス腱と足底膜アーチが伸ばされていきます。
  2. 2)片膝をまっすぐに伸ばして踵を地面につける。もう片方の膝は曲げるようにして、そのまま10秒保持したあと、伸ばしていた方の脚をゆるめてリラックスさせる。これを左右20回ほど繰り返します。

このようなストレッチを行なうことで踵のコンディション調整と炎症の再発を予防することができ、足底筋膜炎の90%は、2ヶ月程で徐々に回復していきます。
また、足部アーチ(足の甲)がつぶれると痛みが出現しやすくなるので、足指の筋力の強化することも有効です。筋力を鍛えるトレーニングの他に、足指筋力を補助し甲への負担を和らげる中敷を挿入するなど簡単な方法もあります。