PRP血小板療法は、現在は『PRP-FD注射』としてご提供中です。
- ・本サイトの表記内容の一部は、現在の治療内容と異なります。
- ・現在の治療内容については下記よりご確認ください。
診察・治療の流れ
治療の流れ
1.採血
まず、腕の静脈から30ml程度採血します。
採取した血液は、血液凝固を防ぐため、クエン酸添加採血管に入れます。
2.PRPの生成
クエン酸添加採血管に入れた血液を遠心分離器にセットし、高速で回転させます。遠心分離は2度行い、血漿成分を取り出してPRPを生成します。「遠心分離器」とは、高速の遠心力をかけて血液中の血小板や赤血球を短時間で分離させる医療用機器です。
3.局部麻酔を注射
患部を消毒し、局所麻酔を注射します。
これまでに麻酔アレルギーを起こしたことのある方など、麻酔に不安がある方は医師にお伝えください。
4.PRPを注射
塩化カルシウムを添加したPRPを患部に注射します。注射に要する時間は数十秒程度です。塩化カルシウムは、注射後、PRPの中の血小板に働きかけ、成長因子を促す作用をします。
5.治療終了
麻酔が切れると患部は痛み始めますが、これは、PRPの治療効果が発揮されている証拠。とはいえ、治療直後は強く痛むケースが多いので、特に患部が下肢の場合などは、帰宅手段なども検討しておきましょう。ご自分で車を運転して帰宅することは、お勧めしません。
痛みが和らぎます。治療後に当クリニックでお渡しする痛み止めを服薬して下さい。
遠心分離のプロセス
-
- 採血した血液を遠心分離器にかけます。1700回転/分で7分間の遠心分離を行うと、赤血球が下に沈み、それ以外の血液成分が上澄み(Buffy Coat層)となります。
-
- 上澄みの境界下2~3mm程度までをスポイトで吸引し、新しい試験管に移します。
-
- 2回目
取り分けた成分を再度、遠心分離にかけます。3200回転/分で5分間の遠心分離を行うと、成分は下から赤血球、PRP、PPP(少血小板血漿)の3層にわかれます。
- 2回目
-
- PPPの部分を2mmほど残して吸引、破棄し、残った成分を試験管ミキサーで混ぜ合わせます。30mlの血液から3ml程度のPRPを抽出できます。